か、かえらせてくれ!!!
つねにどこかへかえりたがっている、かわいそうなひとのにちじょう。
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お元気ですか
お前のブログ、連日食い物の写真かよ
と突っ込まれた。
全く無意識だった自分が奇跡的!
卑しくなんてないよ!
明日からノンビリと自宅警備員・・・になる訳もなく。
飛び回ってきます。
そう、空も飛べる筈!
ていうか絶望アニメ終わったのが切なすぎる・・・(まだ言うか)
と、言う訳で↓は命望のリハビリで。
と突っ込まれた。
全く無意識だった自分が奇跡的!
卑しくなんてないよ!
明日からノンビリと自宅警備員・・・になる訳もなく。
飛び回ってきます。
そう、空も飛べる筈!
ていうか絶望アニメ終わったのが切なすぎる・・・(まだ言うか)
と、言う訳で↓は命望のリハビリで。
「兄さん、」
「望。」
その日糸色兄弟が顔を合わせたのは、望の家でも、命の医院でもなく、望の働く高校の渡り廊下であった。
「どうしてこんな所に?」
「・・・仮にもお前の職場だろう。」
そんな事はどうでも良い、とばかりに命を軽く睨むと、彼は肩を竦めて律儀に答える。
「今度の学年検診、糸色医院が受け持たせて貰う事になってね。お前の兄弟だから、と学校側がわざわざウチに依頼して下さったんだ。」
「・・・・・そう、」
「聞いてなかったのか?」
「聞いてない。」
あまりに素っ気無い望の態度に命は溜息を吐く。
普段二人きりの状態だと、もっと表情を露にして怒ったり拗ねたり甘えたりするのに、と違和感を覚えるのだ。何か機嫌を損ねるような事を言ってしまっただろうかと自分の台詞を巻き戻してみるが、心当たりなどあるはずが無い。
「望。何か怒っているのか?」
「怒ってなんかないですよ。ほら、兄さん帰るところだったのでしょう。引き止めたりしてすみませんでした。」
ついでに「お出口はあちらです」と付け足して道を開ける。
しかしその態度が命を怒らせてしまったらしく、彼はHRの為の出席簿を持ってない方の手首を掴むとそのまま壁際にグイと移動させた。
「っ・・」
「望。いい加減にしなさい。」
どこか遠くで学校特有のチャイムが響く音を聞きながら、命は威圧感を含ませた目で望を追い詰める。ビクリ、と一瞬震えた身体は正直な反応だろう。この兄を怒らせると良くないのは身に染みて分かっているのだ。それでも分が悪いのを隠そうともせずに命から目を背け、「HRが、」と望は小さく呟いた。
その声にまた小さく溜息を吐いた命は緩やかな動作で手を離す。
「明日は休診日だから、今日は望の家に泊まりに行く。元々そのつもりだったしな。・・・素直な言い訳だけ、後で聞こう。」
そう言い捨てて、兄は背を向け去って行った。
その言葉を頭の中でゆるりと反復し、顔が熱くなってきた望は
「・・・・・はんそくだ。」
と小さく小さく、口の中で呟いた。
今日この学校に兄が来ている事は知っていた。
女学生達が、ひっきりなしに若い医師の事を話題に出していたからだ。
すてきだ、かっこいい、と。
それだけなのに、あんなにも面白くなくなるなんて。
「(そんな事、兄さんに言えやしない)」
けれども言わされてしまうであろう数時間後の自分を想像して、軽く絶望する糸色望なのであった。
「あ!先生こんな所に居たんですか?てっきりまた首でも吊ってるのかと思いましたよ。早くHR始めて下さい帰りたいんです。」
木津の声が遠くから近付いてきた。
あ、風景描写足りてない・・・orz
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