か、かえらせてくれ！！！
つねにどこかへかえりたがっている、かわいそうなひとのにちじょう。
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おわり。
朝起きたら、知らないひとの家に居ました。
見慣れてきた天井と、体が覚えてる布団。だけども知らないひとの家なのです。
私は昨日の事を覚えています。
４人で鍋を作りました。楽しかったです。
誕生日を祝って頂きました、ケーキがとても美味しかったのです。
いつの間にか、高校から随分と時が経ちました。
有難うを言いたくてその背を追って駅へ送ります。
けれども結局その言葉は出てこずに、私は雨の中珍しく振り返らず帰途につきました。
そして私は私が思っているよりも、うんと餓鬼だという事を自覚しました。
今だってそうなのです。
さて、時計を確認すると１３時を過ぎた頃でした。二度寝の自覚はありました。
知らない家と、無性に痒くなる皮膚病に言い知れぬ不快感が募ります。
三度寝しました。
時計は１４時を回りました。カーテンを開けると澄んだ青空。
机の上は菓子や酒やイカが少しだけ散らばり、昨日の名残だと思いだします。
怒りが込み上げました。
勿論私にです。
いくつになっても諦めきれず餓鬼のままの、私にです。
さて、中毒のように動画やサイトを巡っていると夕方になりました。
このまま一日が終わる予感はしています。なんせ起きたのは３時間前です。
少しばかりの菓子と昨夜の残りの冷蔵庫に入っているイカを摘み、今日の食事を済ませました。
それから。
それから、動画やサイト巡回の合間に、これからの事に想いを馳せました。
これだけ世の中にはたくさんの人間が棲んでいるのですから、
一人くらい。
思っても実行できないのが悪いところです。
それでも、このままダラダラ生きるのは、と思います。
パジャマのまま素足で台所に立ち、生ゴミを捨て、ゴミを纏め、イカの皿を洗います。
台所の下にある、見慣れぬ箸と、食器置場にある見知らぬお椀に首を傾げました。
やはりここはしらないひとのいえです。
ただ、二組の箸と二つのマグカップに酷く安心して苛々しました。
とりあえず昨日のことをと思い、ブログを書こうとして新しいウインドウを開きます。
その瞬間、気が付きました。
ブログとは、何と悪趣味なものだろうと。
だから私はおわらせることにしたのです。
（ブログそのものが悪い訳ではありません、インターネットも周りの人も物も記憶も、この世に生きるもの全ては何も悪くないのです。ただ、ブログを都合の良い捌け口にする私が悪く、加減できない私が駄目なだけなのです。人の感情を読もうともせず、妥協しようともできず、諦めも悪く、無いものを求めてばかりで愚痴だけを散らすのは他の人にとって不快なものにしかならないのです。）
つまり、私は私の機嫌が悪い時に誰かや何かに当たり迷惑をかける事しかできない私自身に辟易しただけなのです。
おわり。
追記…笑っといて下さい。
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