か、かえらせてくれ！！！

多分１週間後には熱がおさまってそうなモクメラ。
勢いって大切よね！


「大佐ー！寒い寒いっ！早く入れろよな！」
「だからお前…入るなら玄関から入れと言ってるだろう！」
「へぇ、いいの？海軍大佐の住居に白髭の刺青入れた男が入っても？」
「ぐっ…！」
「もー、それより腹減った！しかも寒ぃ！」
「そりゃ上半身裸じゃこの季節寒いに決まってんだろ。馬鹿か。」
「（ガサゴソ…）ゲッ！冷蔵庫何も入ってねーじゃん！俺が来る時くらい飯入れとけよな！」
「知るか！！ほら、腹減ってんだろ、食いに行くぞ！」
「え、マジでv」
「（デリバリーじゃ足りねぇとか騒ぎやがるからなコイツ…）」
「でも外寒ぃよ～…もー出たくねぇし…」
「お前用に買った服の上に、俺の上着羽織れば良いだろうが。」
「え、『正義』のアレ、貸してくれんの！？」
「お前白髭の刺青の上に正義を被る気か…！」
「いーじゃん、いーじゃん！堅いコト言いっこナシで、さ！」

わほー、あったけぇ～！と叫ぶ男に溜息を吐くスモーカー。

「へへ…何か、あんたのニオイがすんのな、これ。あったけぇ…」

そしてぬくぬくと頬擦りする幸せそうな顔を見て、溜息は赤面に変わる。